『小早川家の秋』(61) ケース入りDVD

『小早川家の秋』(61日本)
"The End of Summer"

小津安二郎、最晩年の傑作！
松竹を拠点にしてきた小津安二郎が、兵庫県宝塚市に存在した宝塚映画制作所の創立10周年記念作品として、東宝（製作は宝塚映画）で監督した唯一の作品。大阪や京都など純粋に関西を舞台にしている点でも貴重な一本。
出演は中村雁治郎、原節子、司葉子、新珠三千代、小林桂樹、浪花千栄子ほか。
軽妙な喜劇の中に、離れゆく家族の姿と死を描き、どこか無常観が漂う、小津監督最晩年の秀作。(松竹へ戻って撮った次作『秋刀魚の味』(62)が遺作となります。)

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京都の造り酒屋・小早川の長男は早く死に、その未亡人の秋子に親戚の北川が再婚話を持ってくる。相手の磯村は鉄工所の社長でちょっとお調子者だ。また、次女の紀子も婚期を迎えて縁談が持ち込まれるが、彼女は大学時代の友人で、札幌に転勤することになっている寺本に思いを寄せていた。
一方、小早川の当主・万兵衛は、経営を娘夫婦に任せて今は隠居の身。最近はこそこそと行き先も告げずに姿をくらます。経営を取り仕切る入り婿の久夫と長女の文子夫婦が心配して行方を突き止めると、そこはかつての愛人・佐々木つねの家だった。さんざん死んだ母を泣かせた万兵衛の女好きがまた始まったと怒る文子。万兵衛はつねとその娘百合子との触れあいに、特別な安らぎを感じているようだったが、そこで倒れてしまうのだった・・・・

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セル版中古DVDです。
ボックス型紙ケース入り。
目立ったダメージはありませんが、ケース表面のスレや細かいキズなど、多少の使用感はあるかもしれません。再生確認済み。

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